就活支援セミナーでは教えてくれない!大企業を3年で辞める人が多い理由

就活の目標が”大企業に入る”は間違いではない

大学生活も1年と残り少ない頃に就職活動を始める方が多いと思います。自分には何か秀でている能力があったり有名大学で成績優秀、ある研究分野で有名になった等の自慢できる事がある人は良いですね。既に何かを持っている人と言うのは受けるべきところを受ければ大企業の専門職に難なく入ることができると思います。そしてエリートコースに乗るのです。しかし逆に3流以下の大学で成績は下の方、スポーツもそれほどやっていないし趣味はネットサーフィンだったりしたらどうでしょうか。入社試験で見られるのはどんな学生生活を送ってきたか、有意義な時間を過ごせてきたか、とても重要なポイントになるのです。勿論それは仕事ができる出来ない・会社にとって有益か無益かなんて事に直結はしないのですが自分が雇う側ならずっと遊んできた人よりも遊びながらも何かに取り組めた人と言うのは比べられるととてもポイントが高いのです。

 

大学生活の3年間でなにもやってない人にとって就職活動のスタートは厳しいものかのように思われます。

しかしそうではないのです。何かを持っている人、持っていない人の違いは実はたいしたことは無いのです。逆にいえば何かを持っているかと言ってそれが必ずしも武器になるとは限りません。例えば英語が得意でTOEIC800点とれる人が外資系企業に海外営業を希望したとします。しかし外資系企業なので勿論営業には外国人ばかり居て、日本から行けるのは極少数の優秀なセールスマンだけだったとします。そうなると採用側としては海外営業に行かせてあげらないかもと思い採用しにくくなってしまうのです。しかし、何も自慢できる事が無い学生はこう言います。”私はこの企業が●○な面で世界に貢献している事にとても共感しましたので、私にもそのサポートがしたいと思い入社を希望します。”です。具体的に何がしたいわけでもないが、会社の為になんでも頑張りますよと言うのが伝わるのです。仕事をしていてもこのような人と仕事はし易いですしスムーズに進むことが想像できるのです。ですからこのパターンだと後者の方が選ばれるわけなのです。

頑張って大企業に入ったのに3年以内に辞める

会社に入って3年以内に辞める確率が一番高いと言われています。それはなぜでしょうか。ブラック企業に入ってしまい激務に耐えかねて辞めるのも原因の一つなのですがそれだけではありません。仕事を辞めると言う事は入る前の自分のイメージしていたものとかけ離れていた事が考えられます。大企業で働くと言うと華々しい世界で活躍しているのを想像しますが実はそうではないのです。大企業と言うのは様々なシステムが出来上がっている事が多いのです。そのシステムを円滑に動かすいわば会社の歯車として働く事になります。そうなると自分はこんなはずじゃなかったとか、もっとやりがいのある大きな仕事がしたいんだ等考えるかもしれません。若しくは社会なんてこんなもんだとか、皆大人だから頑張って働いてるんだと考えます。やはり学生時代に就活でやる気いっぱいだったころに思い描いていた未来とは異なるわけなのです。しかしどんなに優秀な人間でも入社していきなり大きなやりがいのある仕事をさせてもらえるわけがないのです。勿論面白い仕事はとても仕事のできる少し偉い人たちが取り仕切るのです。そして自分が歯車のようにして働いている仕事の中にも嫌な人間は居るものです。そして会社が嫌になっていくのです。更に学生の時のように長い休みも無く毎日毎日同じ繰り返しで仕事から帰る時間も遅いのでプライベートは何もできない。休みの日に遊ぶエネルギーも無くなるわけです。こうして仕事を辞める人たちが後を絶たないのです。

 

就職が決まったらする事

就職が決まった大学生は残り少ない学生生活を遊び倒すのみとなります。しかし自分の入る会社がどのような環境なのか知る必要があります。大きな会社ならインターネットで調べれば出てくることもあります。2チャンネルに掲示板があったりして情報収集には参考になるかもしれません。しかしインターネットに書き込んでいる事がすべてではないと言う事を知ってください。社会人生活が充実している人は2チャンネルに書き込みなんてしません。ですので不確定な事に関してはその人の主観であることがあります。ボーナス何カ月分だったとか、休みがこれだけ長いとか、事実が書かれていればそれは参考になりますね。しかし、上司の性格が悪いなど、同僚の悪口などはあてにならないです。行動力のある人は、大学の進路センターに行きOBに会ってみることです。その人は数年後の自分と同じ環境にいる可能性が大いに高いのです。その人に会い、今どんな仕事をしていて休日はどんな風に過ごしている。貯金はどれぐらい溜まるのか。飲み会は多いのか等大胆な質問も許されると思います。社会人になるとお互いに干渉し難い話題と言うのが多くなりますので、学生に対してなら答えやすいですし悪意がないのでなんでも聞いていいでしょう。

 

自分の夢、招来したい事を考えてみる

数年後の自分が社会人として普通に仕事を続けていたらどうなるのかイメージができたら、自分はそれに対しどうなりたいかを考えます。もし自分の理想とする大人の生き方と違うのならどうすれば自分の思い描く人生になるのかを考えます。そしてそうなる為に必要な能力は何か調べ答えを探すのです。自分の入る会社での生活が自分の夢にに対し意味のあるものか、無いものなら他の会社を選ぶのか、この会社でも自分の夢を実現できる方法があるのかも考えます。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です