有給は取りにくい物である
労働時間の長い日本では、有給が取りにくい会社も多いでしょう。福利厚生で表向きは年間有給20日とかあったりするのですがどうにもこうにも消化しきれない事が多い。どうせ消えてしまうのなら出来れば全部使ってしまいたいものである。しかし周りは有給なんて数カ月に1度しかとらない、そして上司も有給をとらないときたら自分も有給をとらなくなる。そしてそれが普通になりまあ社会人なんてこんなものなんだ、学生に頃は良かったなとしみじみ思うのである。
無くなる有給は買い取ってくれない
当たり前の話ですが消える有給は無くなります。1日消えれば1日タダ働き。10日なら10日タダ働きしたことになります。金額に例えるなら1日に10000円の価値があるとすればとてつもなくもったいない話なのです。オーストラリアだと買い取ってくれるそうなのですが、日本でもそのような案は出ているようです。しかし、日本の公務員を見ていて分かるように日本は有給を消化させる動きにあるようです。余ったから買い取るなんて事、お金の無い日本では無いでしょう。
有給をとらないから周りも取りにくい
自分より有給をたくさん取っている人がいたらどうでしょう?自分がその人の7割ぐらい、年間有給を20日使う人がいたら自分は15日ぐらい使うのは簡単でないでしょうか。周りも同じなのです。自分が有給をとる事によって周りの人も取りやすくなる。私達はあくまで日本人なので外国を引き合いに出すのはナンセンスかもしれない。しかしドイツなどヨーロッパやアメリカには1年間の中に1ヵ月の休みを毎年とることができる国も多い。勿論私達は日本人である前に人間なのであり、1カ月間だけでもスイスに行ってアルプスの少女ハイジのような生活を体験したい夢があったりしても良い。そのような夢や希望は日本の普通のサラリーマンを続けているだけではかなわないであろう。
取りにくい有給をとるコツ
先ず第一に”有給を取ることは悪い事じゃない”むしろ良い事なのです。その事を念頭に置いていただきたいのです。良い事というのは先ほど言ったように周りの人も有給を取りやすくなるというだけではなく、それよりももっと自分にとって良い事なのです。言いにくいと思って勇気を持って有給をとれた後はスッキリします。有給を取らず頑張って働くのが良い評価に繋がるわけではありません。忙しくて有給を取る暇がないと感じているのならそれは少し仕事のやり方を変えてみてはいかがでしょうか。毎日仕事が終わらないのだから有給なんてとれるわけないだろうと思われるでしょう。しかし毎日こうして仕事を終えて家に帰れているわけで、どこか頭の中で仕事は毎日この時間まで猶予があると思い込んでいるのではないでしょうか。
仕事を早く終わらせるコツ
いまとりかかっている仕事がなかなか終わらないと感じていませんか。もしかするともうゴールは目前なのかもしれませんがそれでもなかなか終わらない。そう思った時はスケジュールを立てる事です。ゴールまでの道筋をたてて作業を分解する。分解してもすすまなければ更に細分化して仕事が終わる為のシナリオを立ててやるのです。これができればたとえ仕事が終わらなくても、今日はここができたから明日はこっちをすれば良いとか、もっとこうした方がとか仕事がスムーズに進みやすくなります。こうする事で仕事の終わる時間をコントロールできるようになるのです。
仕事の状況を管理できるようになると有給が取りやすくなる
仕事のできるできない、早い早くないは置いておいて今自分の持っている仕事がどんな状況かを理解している人は有給が取りやすいと思います。休みを入れた日の前の日には必要な事は誰かに頼んだりできたり、休みの前になって時間が足りないなんて事にはならないのです。