SHIMANO 2001 STELLA SW 8000 をオーバーホールしてみた。

僕は青物大好きですが、オフショアジギングはあまりやらないのでそれほど良いタックルは揃えておらず、ロッドは近所の中古釣り具やで購入した5000円ぐらいの物に、リールはどこかの国から逆輸入したDAIWA SALTIST 4000Hなのです。

今回、スピニングリールの王様であるSHIMANO ステラSW 8000のオーバーホールをすることになりました。税込みで10万円を超えるリールをメンテするのはやはりどきどきします。

 

 

 

まずはスプールを外してみると、やはり現れためっちゃ小さいネジ穴。

この中に頭の無いネジが隠れている。

 

リールのオーバーホールにはかかせないのがこちら精密六角棒レンチ。

あのネジは、普通の六角レンチセットでは無理です。

ダイソーで簡単に手に入るので持っていて損はないです。

 

 

 

 

 

 

ダイソーの六角レンチにかかればスピニングの王様もたいしたことありません。

 

 

そして、第一難関のローターです。

 

 

ジャーン

 

イケアで買った家具に付属しているようなスパナでは、このステラSWは解体できないのです。

と言いつつこちらもダイソーで買ったスパナです。

 

 

さすがステラSW。至る所にボールベアリングが入っている。

 

 

ローターを外すとなんだかよくわからない部品が現れた。

恐らくローラークラッチだろうが、はじめてみる形なので外し方がよくわからない。

先にボディの方から分解することにした。

 

 

 

 

 

 

 

ボディを真っ二つにしてみると、出てきました。

発売から16年経つリールなのでしょうがないですが、ヘドロみたいなオイル&グリス

こちらを洗浄していきます。ギアとギアの摩擦で出た金属粉がこちらに混ざって機能に悪影響が出ないとも限りません。パーツクリーナーで吹き飛ばしながら洗浄します。

 

 

 

 

なんということでしょううう。

新品のギアのような輝きを取り戻しました。さすがステラSWです。良いリールはやはり良い材質でできている。メンテさえしっかりすればいつまでも使えそう。

 

 

さて、先ほど後回しにしたこいつも忘れてはならない。

こいつを外さなければメインシャフトが外せない。

ピニオンギアのボールベアリングの洗浄までたどり着けない。

ということでよく見てみると、上に六角形のワイヤーが挟まっていたのでそれを外すと容易にローラークラッチが姿を現しました。

 

 

 

油断するとこうなる。よくブログとかで絶対に触っちゃだめとか言っていますがちょっと揺らすだけで吹き飛んでしまう物をどうして触らずにいられようか。

こちらもオイルが付着していると逆回転の原因になるのでパーツクリーナーで簡単に洗浄します。しかし、オイルが完全についていないと今度は回転にも支障が出る。微妙な部分ではあります。

 

 

全部の部品を分解してみました。ラインローラーは何も問題なかったのでオイル挿しただけにしました。今回、ドライブギアについているボールベアリングが固着しており、ざらつきもあったので交換したかったのですが、どうしても外すことができませんでした。

けど、無理やり外そうとしてギアに傷がついても困る。今のままでも充分回転は滑らかである。しかし、僅かなシャーシャー音が気になる。このままでは納得いかない。ボールベアリングを発注して次回また、チャレンジしたいと思います。

→ベアリングサイズは自分で測定しても良いがこのリールのパーツリストがあればサイズの確認ができる。後日ミネベアのベアリングを購入し見事、シャーシャー音は改善された。

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